クランクの通行方法は以下になりますが速度は時速3kmぐらいで練習をして下さい。いざとなったら停止する事も大切です。
①曲がる方向とは逆側へ出来るだけ寄せます。この時、内輪差分の1mぐらい空けておくのがポイントです。また、クランク内で寄せるよりも入った時に寄せ終わっておくと余裕が出来ます。
②ハンドルを切るタイミングは、前輪が角の横に来てからです。ハンドルの切り始めが早いと内輪差で脱輪し、ハンドルの切り始めが遅すぎると曲がれずポールに接触します。曲がっている時は後輪の走行位置も意識します。
③最初の角を曲がれたら次の角がすぐやってきますのでそのまま反対側へ寄せます。この時も内輪差分の1mぐらいは空けます。反対側も同様に前輪が角の横に来たらハンドルを切ります。
以上を踏まえて下記動画を見てみてください。進行方向へ目線を向ける、といった点にも注目して下さい。
理屈はわかるけど寄せるのが難しい方は目線の使い方に問題があるかもしれません。
右に寄せるときは右の線の延長を意識してみましょう。近くの線ばかり見つめないようにします。
ハンドルを切るタイミングは横の線を前輪が通過する時が目安です。目線は進行方向に向けましょう。
左に寄せる時も左の線の延長を意識して寄せます。
右にハンドルを切るタイミングも前輪が白線を通過する時が目安になります。ポールを見つめないように目線は進行方向に向けましょう。
最後は正面を見てハンドルを戻します。右の線を見る人もいますが寄り過ぎますので注意!
①曲がり切れなかった
自分が歩く速度で通行しましょう。目安は時速3kmぐらいです。
AT車の場合は、常にブレーキを踏んで絶対に離さない事です。クリープ現象は速度が徐々に上がり最高10kmぐらい出ます。
MT車の場合は、断続クラッチか半クラッチで速度を落としながら走行します。
いざという時に停止できる速度が大切です。
②ポールにぶつかった
下の動画の中心点を見つめて下さい・・・
ポールへぶつかる人の目線はこんな風に見ていませんか?進行方向を見ていないのでハンドル操作も止まってしまいます。
車は基本、自分が見ている方向へ進みます。ポールばかり見ていると自らポールへぶつけにいきます。
行き先ばかり見ていたら、ポールを見ていないのでぶつかってしまうのでは?と心配しますが行き先をしっかり見ていれば、近くのポールも自然と視界に入ってきます。
「遠くを見ていれば近くは自然と見えている」という感覚がポイントです。思い切って目線を行き先へ向けて運転してみましょう。
ポール側を確認するときはチラッと見る程度にしておきましょう。
③脱輪した
ハンドルを切るタイミングが早すぎる、またはハンドルを回す速度と車の速度のバランスがあっていない。
後輪を意識して、ハンドル操作が早すぎた場合は途中で手を止めたり戻して調整をします。常に後輪を意識しましょう。
イメージは大回りとなりますが基本的にクランクと同じ動きになります。
抑えるポイントは
以下の動画を見てみましょう。特に目線の動きを意識して下さい。
基本的には進行方向を見るというのが大切で自分の走行ラインとタイヤの場所がイメージできていないと上手く出来ません。
①後輪が脱輪する
進行方向を見ておらず、正面・地面ばかり見ている、またタイヤの位置を意識していない事が原因です。
正面の地面ばかり見ていると道路が見えなくなります。その為、外側の白線が見えなくなった時点からハンドルをどんどん切ってしまい後輪タイヤを脱輪させてしまいます。
車の死角を思い出しましょう。正面は手前が4~5m見えていません。外側の線が見えなくなったからといってすぐにハンドルを切りはじめると4~5m手前でハンドルを操作していることになります。
その為、下のイラストのような動きをしていまい結果X印の地点で後輪タイヤが脱輪します。
目線は進行方向に向けておき大回りのライン、特にタイヤの走行位置をイメージしておく事が大切です。
道幅3.5mに対して車幅は1.7m程度です。左カーブの時は道路の右側を、右カーブの時は道路の左側を走行すればいいという事です。
一つの考え方としては左カーブでは左の前輪タイヤを道路の真ん中を、右カーブでは右の前輪タイヤを道路の真ん中を通行させれば外側の1.7mで通行することになります。
また、ハンドルを切る方向の後輪タイヤも意識し内輪差で脱輪しないようにしましょう。
②前輪が落ちる
特にカーブが切り替わるところでハンドル操作が間に合っていない時に起こりやすいです。
カーブが変わる時にハンドルは一度まっすぐに戻しそこから更に回さなければなりません。
ハンドルを素早く操作すれば対応できますが、それよりも速度を落とす事が大切です。初心者のうちはハンドル操作に余裕が持てるように速度を十分に落として練習しましょう。
クランクもS字も車両感覚タイヤの位置をイメージし特に目線を意識して練習しましょう。